聖夜の約束
ワインを飲むとレイを思い出した。


(ちゃんと食べているかな・・・)


そう思うとすごく気になってきた。



「どうしたの?ワイン気に入った?もう一本開けようか?」


夏姫は首を横に振った。



レイの事が心配でのんびりしている気分ではなくなった。






お店を出てホッとした。


「払います」


おごられるのは好きではない夏姫は店を出ると言った。


「いいよ 女の子に出してもらおうと思っていないから」


「でも」


「それよりも夏姫ちゃん もう一軒付き合ってくれる?雰囲気の良いバーがあるんだ」


いつの間にか彼はあたしの事を夏姫ちゃんと呼んでいた。


「ごめんなさい あたしもう帰らないと 明日も会社だし・・・・」



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