ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~




しーんと、静まり返る倉庫。



あたしはかつてないくらいの殺気を放っているに違いない。



「お前ら、とりあえず持ってるもんをおろせ」




静かに言い放つあたしの声は倉庫によく響いた。


だけど、素直に聞く訳はずなんてなくて、




「なんだよ?女が調子こいてんじゃねーぞ」



相手の幹部であろう10人は、あたしを囲んだ。




「女だからって何?別に関係ない」





< 106 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop