ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
No,5 I'll be your Friend
「………う……」
長い、長い悪夢から目が覚めると知らない場所にいた。
ど、どこ?
「…目ぇ……覚めたか?」
突然聞こえてきた声に身構える。
「………ツバサ……」
よく見ると少し大人っぽくなっていた。
「…あ?俺を知ってんの?」
「……っ」
昔とは違う、口調で。でも同じ声で。
変わったツバサと目を合わせるのは、久しぶりだった。
「…ここ、俺の部屋。…ってかあんた………」
ドキッ