ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
「う…」
昼の日差しに目を開いた。
あれ…?
見えた光景が、どこか色あせてる。
「…保健室?」
右側にあったカーテンを開くと、見慣れた光景があった。
保健室だ…。
キィ…
「起きたの?」
保健の先生が振り返り、きれいに微笑んだ。
「はい…あの…あたし」
なんで、こんなところにいるんだろう?
そういいたいのがわかったのか、先生は口を開いた。
「過呼吸よ」
……過呼吸?
「何か、大きなストレスがかかったのね」
「…え」