ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
それからツルヤに彼女が出来て
その子がAngelの親友だときと分かった時は驚いた。
そして、ツルヤがそっと
俺だけに教えてくれた。
「…Angel玲ちゃんと同じ光学園を受験するらしいよ。」
「…まぢで…?」
「かなり賢いらしいから、受かるのは確実なんじゃね?」
もう一度、君に逢えるなら
俺はどんなことだってしよう。
どんなところにでも行こう。
厚かましいかもしれないけど
もし君が悩んだりしたら
今度は
俺が力になる
絶対、守るから
そう心に誓ったのを君は知らない………
「…はじめまして、鹿波沙南です」
見た目はすっかり変わってしまったけど
やっぱり声は変わらなくて。
そっとしまった中学の頃を思い出させた。