ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
「いや、なんでもアリマセン」
この子がAngel?
なんで、なんのために、あたしの真似してるんだろう。
そうぼーっと考えていると、男たちが急に青ざめながら逃げ出した。
「……?」
振り返ると、いつの間にか大勢の不良たちがいた。
「……お前がAngelだって言いふらしてるそうだな」
「何よ?本当のことを言ってるだけじゃない」
「はん、本物だっつうんだったら、俺らと一緒に来てもらおうか」
「な…っなんで…っ」
大勢の迫力に負けたのか、女の子は冷や汗をかいていた。
「っていうかあんたたちっ!どこのチームよっっ!」
「Black Moon」
……Black Moon!?
復活したの…?
まさか、また…何かをやるんじゃ…。