ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
「…何か裏の策があるみてぇだな」
「ふふ、トクベツに教えてあげるわ。」
愉快そうに、先ほどのおびえが演技だったかのように、女の子は話し出す。
「確かに、あたしだけじゃ無理よ。でもね、あの人が協力してくれるって。」
「……あの人?」
「そう…あの人。あなたがさっき言った“ミーナ”が、ね」
「…んなバカな!!」
……“ミーナ”が…?
「あたしこそがAngelよ。あなた達の言っている人はもういないでしょ?最近じゃあもう廃れてる名前よ」
「・・・・」
「見てなさいな、あたしと“ミーナ”で、必ず…新しい伝説を作ってみせるんだから」