ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
あの日から、全部始まったんだ。
ツルヤとつるむようにもなった。
それが楽しくて、楽しくてしょうがなかった。
『ナツやん!俺さ、こないだね』
『うるさい、ツルヤ。』
『話ぐらい聞いてぇえ!』
『あ?誰か話してたか?拓眞』
『……知らねぇ』
『人でなしーーー!!』
そう、あの日から変わったんだ。
ナツが少しだけど笑うようになった、Red Tailのたまり場にもよく行くようになったと聞いた。
そして、
空を眺めることが多くなって、
時々何か愛しそうに考え事をしていた。