ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
こいつ、バカか?
それとも俺が本物のAngelを知らないとでも思っているのか?
金髪のストレート、
蒼い瞳。
容姿は確かに噂どおりだ。
「…俺に何の用だ?」
「ふふ、あなたにねいい話があるの。」
いい話?
そんなもん、お前が俺を訪ねてきた時点で、俺の最高の気分が台無しにされてんだけど。
「Satanとあたしが手を組むことにしたの。」
「は?」
「つまり、あたしとナツで県内最強の族を作るのよ。あなたも入らない?」
「・・・・」
話が見えないな。
俺の目の前にいる女がAngelで、ナツと手を組んだ?
じゃあ俺がさっきみたAngelは誰だ?
どっちが本物なんだよ。
しかもこいつ、ナツって呼んでるし。