ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~




「Angelのことについて、教えて?」


『……あぁ、』


ナツはため息交じりに、話を始めた。


『さっき拓眞の意識が戻ったんだ。それで……』



言葉を詰まらせるナツにあたしは眉をよせた。


「それで?」


『その偽のAngelが、俺の元カノだったらしいんだ』


「は?」


『中学に、数人と付き合ったんだけど、そのうちの一人みたい…』




はぁあと、大きなため息をつくから、うるさくてあたしは携帯を離した。



「あんた、どんな女と付き合ってたのよ」


『知らね。覚えてねぇんだもん』



うわー…。




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