ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
「なっ!!でたらめ言ってるんじゃないわよ」
そういったAngelの子が(なんか名前かぶってて面倒くさいな)指を鳴らした。
「思いしらしてやんな!」
数人の男が殴りかかるけど、玲ちゃんには通じない。
「……弱いね、まあ、つーちゃんに言われたし?病院送りにはしないであげる」
屍のように横たわった男たちを見ながら玲ちゃんは吐き捨てた。
さっき、俺が言ったことをちゃんと聞いてくれたみたい。
「あたしがミーナ。人の通り名使うのは勝手だけど……」
空を見上げて、ため息をついた。
「Angelを傷つけるのは、許さない」
そう言って、女の子に殴りかかった。