ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
「え、知らなかったの?」
みんながツルヤを哀れな目で見ると、若干涙目になりながら
「う、うん」
と答えた。
たったコレだけのために、なんでそこまでテンションをあげれるのだろうか…
「班は自由だってさ☆」
「「やったぁ!!」」
愛村君と玲奈が喜ぶ・
あたしも嬉しいけど、あたしは表には出さない。
「ていうか、それ高2じゃん。だいぶ先なのに今から楽しみにしてどうすんの?」
いつからあたしは
満足しながら笑わなくなったんだろう。