ナツ色の恋~最強男が愛した伝説の女~
屋上に出て、高いところで寝転がった、
空を眺めると、さわやかな風が吹いてきて。
春の光が心地よくて
思わず眠ってしまいそうだった。
ギィィィ
屋上のトビラが開く
誰だろう?
ほんの少しだけ、あいつだったらいいなぁなんて思ってたことは、絶対誰にも教えない。
一応確認してみると、
「っ!!」
髪の毛をうっとうしそうに直す、あいつがいた。
「な、んで」
愛村君がいた。
あたし、また、
なんでこんなに動揺して…