【続】素直になるまで
圭祐君は結衣の1個下の弟。
「もうそんな年か~早いね」
「夏希おばさんみたい」
「酷ーい」
「ごめんごめん、それより男子軍団もうみんな揃ってるよ」
「早いね」
「みんな気合い入れて来てんだって~」
「そっかそっか」
階段をあがって突き当りの部屋が結衣の部屋。
突き当りって…隼人の部屋も突き当りだった。
ってあたしなんで隼人のこと考えてんだろう…
未練がましいにも程があるよね。
部屋に入ったら、結構イケメンぞろいの男の子たちが一斉にこっちを向いた。
「かわいー!
君、名前なんて言うの?!」
「ふ、福島夏希です」
「悠斗~夏希ビックリしてんじゃん」
「あ~ごめんごめん、俺、春川悠斗です
よろしく」
「よろしくお願いします」
「夏希ちゃん硬いって」