【続】素直になるまで
最高のクリスマスプレゼント
そういったあたしを隼人は静かに自分の胸へ引き寄せた。
抵抗しても男の人の力に叶うはずもなく。
諦めた、静かに隼人の気持ちを聞こう。
「俺が大切に思ってるのは本当に夏希だけだよ。
週に2回しか会えなかったのは、バイトしてたから。
それで夏希が壁を感じてたって思うなら仕方ないよな。
本当にごめんな。
でも、どうしても欲しいものあってさ。
無理して付き合ってるわけじゃないよ。
大好きなのに無理して付き合うわけじゃないじゃん?
確かに、好きとか愛してるとか言えなかったのは恥ずかしかったから。
素直になるって決めたのに、変なところで恥ずかしがってそれで夏希に嫌な思いさせたなんて…本当にごめんな。」
そう言って、隼人はあたしを抱きしめる力を少し強めた。
そしてまた口を開いた。
「一緒にいてゲームとかしてたのは俺なりに我慢する方法が見つからなくて。
普通にしてても夏希かわいいし。
今こうしてるだけで俺、ヤバいんだからな。
これ、受け取ってくれる?」
「えっ?」