【続】素直になるまで
次の日、あたしは久しぶりにお母さんと買い物に来ていた。
結構大きいデパート。
今時の女の子が好きそうな服がいっぱい置いてあるお店。
久しぶりにいっぱい買ってもらおうと思ってた矢先のこと。
「隼人~お待たせ~
トイレ込んでてさ~」
「良いよ良いよ。それより早く行こう」
「そうだね~どっから回る?」
「どこでも良いよ。」
あれは紛れもなく隼人だった。
それに、あたしより可愛くて、胸も大きかった女の子と一緒に歩いてた。
そっか。そういう子居たんじゃん。
だから、あたしも抱かなかったってわけね。
納得。
女には困らそうな顔してるもんね隼人。
そりゃあ、こんな魅力のないあたしを抱く必要なんてないよね。
我慢してたんじゃないんだ。
考えたあたしが馬鹿だった。
もう、別れよう。