【続】素直になるまで
別れて
『何も言わないであたしと別れてください。』
シンプルなメール。
送信っと。
以外に躊躇わず送信ボタン押せた。
それから、隼人のアドレスとケー番は消去っと。
案外、簡単だね。
その人と縁を切るの。
それからリビングに行って、お母さんに
「携帯変えたい。」
って言った。
3年ぐらい使ったからそろそろ変えたいと思ってたから丁度良かった。
「どうしたの?また急に」
「もう3年も使ったし良いでしょ?」
「分かった。明日パート休みだからついでに行こう。」
「ありがとう。それにしても2連休って珍しいね」
「まあね。たまには良いかなって思って」
「そっか」
携帯を変えない限り、隼人と切れないと思った。
これで本当にさよならだね。