ヤンデレ彼氏様
あの彼氏様が1日おとなしく過ごさせてくれると思えない。

「あのさ…」

携帯取りに帰っていい?
……なんて言ってしまうのは、ワガママすぎるよね。

「カラオケはパスさせてもらっていいかな?」

「どうして?」

首を傾げるマイ。

「……携帯が無いと困るんだ。ごめんね」

久しぶりに会えたし、ランチは一緒に食べたい。
カラオケは無理でも、ランチくらいは大丈夫じゃないかなって思った。

「よく分かんないけど、大変そうだから了解」

見た目は変わっても、優しいところは変わらないんだね。

ごめん。

ありがとう、マイ!!

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