モノクロ。
とんだ赤っ恥…!!
自分のはやとちりなんて、恥ずかしすぎる…。
でも恥ずかしさは直ぐに消えた。悪夢と入れ違いで。
大牙がいかにカッコ良いかを延々と語る星羅。その"語り"は朝10時から4時まで語られた。
人間ってこんな聞いてられんだってくらい、星羅の"語り"を聞いたあたしは、"家に帰ったら玲亜が帰ってるに違いない"なんて思いながら、トボトボと家路に着く。
家に帰ると、玲亜と翔夜がいた。
「大分遅かったじゃねぇか。なんかあったか?」
心配してくれる翔夜と。
「あ、星羅に付き合ってたんでしょぉ??また大牙の話でしょっ。あの子大牙にベタ惚れだよねぇ。丸わかりってのぉ?まぁ大牙鈍感だから大丈夫だけどねえ。」
全部が当たってる、超能力者。まさか予測されるなんて思わなかったあたしは、星羅の話をする気満々だったから、ちょっとだけ残念だった。
翔夜が家に帰ってった後、玲亜に相談してみた。
「とんだ赤っ恥じゃんっ!まー、スルーしてくれてよかったよぉ。バカ扱いは避けられてよかったねぇ。あたしは今日頑張ったよぉ。もぉ帰ってると思ったのにさぁ、いないからぁ。」
「"優しい翔夜が一緒にいてやるって言ってくれたのぉ!"でしょ。」
「なんでバレてんのぉ!?」
玲亜があたしに驚く。
「玲亜ってさぁ…翔夜の事になるとわかりやすいんだよねぇ。」
「お姉ちゃんもねー。」
「あのさぁ…」
あたしは思い切って玲亜に聞いてみた。
"翔夜に告る気ある?"