たいよう
雷菅の音と共に目を開いた。
夢中になって叫んで
叫んで
叫びまくって。
たった100m
物凄く、短く感じた。
もっと
もっともっと…
そらが走ってる所見たかったな。
8人も走ってるのに、そらが一番、輝いて見えた。
なんでかはよく分かんないけどそらはキラキラ輝いていた。
予選だから、最後は余裕な表情で、ゴールに一番最初に飛び込んでいった。
速報タイマーのレーン表示も勿論、そらのレーンの5。
「余裕だね」
そういって、優と笑った。