爆暴走
着いた。


ちょっとだけナイスタイミング…。



ガラガラ―――…。



「…あ、お父さん…。」


ベットの上で横たわっているのは、


紛れもなく、アタシのお父さん…。


包帯をいろいろな所に付けている。


「亜希…。」



母さんの声は、不安と焦りであふれていた。



「…母さん、お父さんは、大丈夫だから。





あの時の、約束。



絶対守ってくれる。」




お父さんと、母さんと、アタシで交わした約束。



―――絶対、絶対未来は幸せだからなっっ、幸せにするから、それまで死ねない――――



ココで死んだら、許さないから。



「亜希っっ・・・亜…希…お父さんねっっ、危ないかもって…ぇ」



「…っっ、約束は、果たすものでしょう?」


なんか、親子逆転みたい…?
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