爆暴走
でも、現実は厳しくて。



ひとつひとつ行動を起こすのに躊躇して。



―――何一つ、変われない。




俺が『神様』なんていって願い事などしたら、




君は笑うだろうか?




『馬鹿みたい』って、笑い飛ばされるのか。


俺だって。



できれば神様なんて信じたくない、…と思っていたけど。





人間って。



「…どうしようもないとき…神頼みってホントなんだな」



そういって、亜希を家に迎えに行く準備をした。







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