爆暴走

亜希side

「え…。」



コイツ、今なんって言ったの?



「何かな~…最近修治さん見ねえし、ぁ、アンタ分かるかっ?」



アタシの動揺など見向きもしない。


…アタシのお父さん、何で知ってるの…。



「…修吾、だっけ?」



「あぁ。」



「そのまま聞くけど…何でお父さんの事知ってるの?」




アタシに、今余裕なんてない。



…アタシの知らないお父さんを知りたい。






交通事故なんかじゃないかもしれない。






「何だ、親子なのにしらねーの?」



コクリ、と頷く。




自分に嫌気が差した。




「鬼龍の、3代目総長だぜ」



…なるほど。


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