爆暴走
「じゃ…色々有難う、バイバイ。」




「ああ、またな。」




修吾を屋上に残したまま、アタシはすぐにアジトへ向かった。




タクシー代…亮輔から取ろうかな。めちゃくちゃかかったし。





付いた頃は、もう遅い時間だった。




「亜希!」




昌がアタシの存在に気づいて、一斉に皆こっちを見る。




見られるの慣れてないんですが!



「…来たけど…。」




「おう、待ってた。あっちの部屋行きー?」




「うん。」




あっちの部屋…と言われ、奥の部屋へ向かった。





・・・ガチャ



「亜希、待ってた。」




そこには、微笑む隆吾が。


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