爆暴走

「…だりぃ」


っと…椅子座るか…。



「てかさ、その鬼チャン。どんな顔か分かるん?」


あぁ、昌には話してなかったよな。





「前…というか、1年前は茶色の髪に赤のメッシュはいってた…、で、青の目。多分カラコン。」




俺なりの説明。



でも、この不良校にそんな奴はたくさん居る。



昌には…わかんねぇと思う。



「っわ、分かんなぃんゃけど?名前、名前おしえい!」




名前、名前…俺は頭の中で思いっきり記憶を思い出させる。





「名前…、霧山…亜希…。」




この時、体育館の横のドアから、微かに光が見えた。




―――――遅刻?


「っな、何アノ仔!!!すっげぇ制服ピッタシ着てるし、学校間違えたんじゃねぇ?!」




昌は笑う。





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