爆暴走
確かに…この学校にしては、とても≪不良≫といえない。






黒のセミロングに、どこからか漂う≪負≫のオーラ。


――――――なんだ?




優等生?みたいな感じだ。


ソイツが入って約15秒後、式、開始。



めっちゃギリだな…優等生のクセして。



「なぁ~…っ、その亜希ゆぅ奴おらへんで?てかワカラへん!!!」



「フッ、もう少し待てねぇの?名前呼ばれる時あんじゃん。」



個名を呼ぶとき。この時が、一番式で時間がかかる。




校長の話?


んなもん短けぇ。



俺の親父が、ココの校長。



誰も俺に逆らわない。


逆らおうとしない。




―――――親父の力がなくても、俺一人で上に立ってみせる―――――



こういう考えが何処からでてきたのか、俺はそこからだんだん≪不良≫になっていき、いつの間にか族に入り、今ではトップ。














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