爆暴走
俺等は、しぶしぶ(?)教室の前から立ち去った。



衝撃の事実…ってか。



はっきり言うと…少しあの女の顔を見て、≪綺麗≫と思った。


今まで、女とは数多く付き合ってきたが、いつも遊び。



好きとか、可愛い、綺麗だなんて思うわけもなく。



だから―――…少し、期待をしてしまった。



この気持ちは何だ―――?


「・・・どーする?実行する?」



「明日。って言っても明日はヤル気が…」


「~~~っ、せやかて、はやくしないと~~~・・・」


「俺が総長なのに_?」


「・・・」



見事な黙りっぷり。





馬鹿だ・・・。


俺等が自分の教室に入り、自分の椅子に腰掛けると、二人の女が駆け寄ってきた。




――――キモイ。お前等はパンダかよ。



俺は、地味だったけど、綺麗なあいつを見た後に、今の遊び相手をみて、直感的にそう思った。
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