爆暴走
母さんには、幸せになってほしい。



だけど、真実は言いがたい。



今は、幸せな気持ちだろうけど、真実を知ったらどうだろうか_?



――――幸せは、不幸と紙一重。



それは、本当だなっと思った。




誰か――――・・・タスケテ…?





「亜希―ッ、本当に遅刻しちゃうよ?」




「あ、行ってきます。」




「朝ごはんは?」



「いい。」




母さんは、しばらくためらったが、行ってらっしゃいっと、優しい笑顔を見せてくれた。





その笑顔の一つ、一つがアタシの心を締め付けてるんだ…。





ガチャ。



「よう。遅かったじゃん?」



――――壱…。







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