爆暴走
昌の目が少し、動いた気がした。


何か…分かるのか?



昌は知ってて、俺の知らないこと。


コレは…ムカつく。


「用事、思い出した。帰る。」


用事、ね。

嘘だろうけど。



「今、授業中。」


「抜けろって、言われてたの。」


これも、嘘だな。


コイツ…分かりやすい。




「そうか…じゃぁ、また来てくれ。明後日。返事をココで聞かせろ。」


どうせまた会える。


そこからこんな言葉が。





「…分かった。」




少し間があったが、OKしてくれたことは嬉しかった。



なんでコイツのために一喜一憂してんだよ…。

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