爆暴走
そのまま、亜希は猛スピードで屋上を出て行った。


「亜希っ!!!」



昌が、呼んだのに少し反応したけれど…。



「ッハア~…。なんだったんだよ?おい、昌なんか分かるんだろ?」



「…実は…。」



やっぱり、知ってるのか…。


いつもの俺なら、ココで怒って、殴ってしまうだろう。

でも、今日は素直に聞きたかった。


アイツの事、俺等の事…。



――――――――…


-――――…

「という事だ。」



・・・。


未だに信じられない。


赤鳥が・・・俺等のふり?
んで、勘違い?


ありえねぇ。



だから亜希は…あんな顔をしたのか。


また、戦争になるかな。


「で、何でソレを昌が知ってんのか?」



「…。」



「まだ…隠すのか?」






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