爆暴走
ドンだけなってんのよ。


「…もしも『…ッッ!亜希!!!』

え。



誰…?てゆうか、母さん?


何でお父さんの携帯…。



「どうしたの?」



とりあえず…冷静に。


けれど一度鳴った心臓はなかなか鳴り止まない。


『あ・・・のねッッ、病院…!!!』



「…?」


述語が無い、述語が。



『お父さんが、病院に運ばれ…て…来て!!!』


「…っっ」


『●×病院よっ、早く…。』



ブチ、ツーツーツー…。






「…ッッ…裏切り者…。」



とっさに出た、この言葉。



コレしか、出てこなかった―――――。




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