爆暴走
「あ゛?誰だお前等?」



亜希は、俺を殴った奴に存在を気づかれたため、もの凄い形相で睨まれた。





「ふっ…アタシ?てか、人に名前聞くときは自分から名乗るもんじゃねぇの?」



なんか…高嶺の花みたいだ。

こうくると…


「あぁ?!」


相手もキレルようで。




「まぁいい。…アタシ、相手になってあげよーか?」



亜希の喧嘩…みたい。


直感的にそう思った瞬間。





「ッツ…。」





また、頭痛。



本当になんだ、これは。




「壱。家連れてけ。」

亜希は余裕の笑みと心配の色を見せ、相手に向かっていた。
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