☆ピュア姫と腹黒王子★2 ~ドキドキな同棲生活~




「桜~!」



廊下ですれ違った


「大樹先輩?どうしたんですか、こんなところで。ここ、中学棟ですよ?」


なんだか、目線が合わない、気がする。



どうしたのかな?




高校生の大樹先輩が中学の棟に来るなんて、めずらしい。



いつも話すときは

朝の校門とか、

放課後だったし。



授業の移動時間に

中学の棟にいるなんて


明らかに、おかしい。




だけど、あたしは

何の疑いもなかった。




「ちょっと来て?」



普通なら、少しは警戒するとこを


あたしはまったくといっていいほど


警戒していなかった。



それほどまでに、

あたしは大樹先輩を信用してた




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