☆ピュア姫と腹黒王子★2 ~ドキドキな同棲生活~




あたしは手前にあったひとつのカップを手にとって説明書を読んだ



「何々…“お湯を入れて3分”??」




それは、つまりー…


お湯を注ぐだけで出来ちゃうってこと?



す、すごい!!


「桜~?」


「る、るーちゃん!!」



カートを持ったるーちゃんは興奮しているあたしに少しびっくりした表情で


「どうしたの?」


と、聞いてきた。



「コレ!お湯入れて三分とかマジック!?」


「あ、かっ…カップラーメン?」



「……るーちゃん?」



「ご、ごめっ!」




あははははと、笑い出するーちゃん。


何がそんなにおかしかったんだろう?
(常識を知らなさ過ぎだからだよ)





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