☆ピュア姫と腹黒王子★2 ~ドキドキな同棲生活~
あまりに唐突なことと、るーちゃんを馬鹿にされたのであたしは少し怒り気味。
「あいつに、桜チャンは守れないよ」
「どうして?」
「あいつ、アリスと結婚するだろうし。」
「え?」
―――衝撃だった。
後の記憶は、薄れるくらい。
クリスの発した言葉は、深くあたしに突き刺さった
「桜チャン?」
ふとクリスに呼ばれはっとなる。
「そんなこと、ありえるわけ?」
「僕の力と、アリスの力を使えば簡単ダヨ」
ありえない。
そんなの、ありえないに決まってるよ。
ねぇ、るーちゃん。
今すぐあたしに逢いに来て
“嘘だ”って、言ってよ。