☆ピュア姫と腹黒王子★2 ~ドキドキな同棲生活~
「…お嬢様…っ!落ち着いてください!流架様は亡くなってなどいません!!」
わからない……
わからない。
「……もう一度説明致します。よろしいですか?」
落ち着け!!!
パチンと自分に葛をいれる。
流れそうになる涙を必死に堪えて神田を見た。
「…流架様が昨晩、事故に遭われて………意識不明の重体だと……」
「………………」
嘘だ。
あたしは信じない。
「…神田。どこの病院?」
強気に聞くあたしに神田は痛々しい目を向けた。
………そんな目で見ないで。
神田に場所を聞き、すぐさま運転手をそこに向かわせた。