☆ピュア姫と腹黒王子★2 ~ドキドキな同棲生活~
………あぁ、そうだ。
俺事故に遭ったんだ。
こんなに冷たくて、寂しくて暗いってことは……
俺、
死んだのかな。
ポタ ポタ
なんでかわからないけど頬が涙で濡れていた。
「………さく……ら」
………思い出した
俺の宝物。
神様
俺、まだ死にたくない。
置いて逝きたくないんだ。
だって約束したんだ、
『ずっと一緒』って。
強くて凜としてて
庶民の常識は知らないけど賢くて
優しくて、温かい
俺にとって、世界でたった一人の女の子と
離れるなんて嫌だ。
「……さくら…っ」