☆ピュア姫と腹黒王子★2 ~ドキドキな同棲生活~
「え、桜!?どうしたの?」
「な、んでも、ないっ」
「何でもない訳ないだろ」
優しくあたしの頭を撫でる、るーちゃん
あたしきっと、その優しさに
頼ってばっかで
すがってばっかで
すでに困らせてる。
「桜、言ってごらん?」
「……」
「聞いたら俺が怒ることなの?」
こくりと、うなずいてしまう。
るーちゃんの声には不思議な力がある
答えたくないのに、
答えてしまう。