MasterKey

HR前ｷﾞﾘｷﾞﾘに教室にはいった
そこには先ほど掲示板に貼られていたクラス分け
なんと去年からのメンバーが揃っていた。


ガラガラ……
男子生徒達｢おいっすー｣
男達の野太い声が教室に響く。

翼｢おいーっす
できれば新クラスでの第一声は女のK｣
ぱっこぉぉぉん
誰かがつっこみを入れた。

翼「ってぇ！誰だよ！」


瑞姫｢あっ篠乃さんおはよう｣

実咲｢おっはー和っち｣

篠乃和｢おはよう二人とも｣

天の声「クラスの女子のスキルは素晴らしく
翼のボケは完全にスルーされていた」

翼「うるせぇよ！」

瑞姫「翼､誰と話してるの？」

天の声は翼にしか聞こえない
だから翼以外のその他には
翼が奇想天外、
いや、頭のおかS（強制終了

翼「結局俺が変なのか？
しかも意味不明だし」

瑞姫「だから誰と」

翼「瑞姫、そっとしておいてくれ……
何て言うか主人公補正って結構つらい…」

瑞姫「？？」

翼にとってなかなかきつい体験であった
しかし、それを乗り越えてこそ主人公
翼がどのようにして切り抜けるかは
また別のお話。

翼「乗り越えないと駄目！？」


ガラガラ
天の声との戯れているところに
男が二人


蒲原綾｢おっす｣

長門淳｢おはよ｣

こいつらは親友？
の二人である
髪は短くボサボサ
アホそうな（まぁ実際アホだが）顔の背の小さい方が
『蒲原 綾（ｶﾝﾊﾞﾗ ﾘｮｳ）』

そのとなりにいる
髪は比較的ながく
クールな顔立ち
そして、モテそうな言動 なにをとっても綾とは異なるツンドライケメンこと
『長門 淳（ﾅｶﾞﾄ ｼﾞｭﾝ）』

この二人は中学の時からの親友？である

綾「僕の紹介文なんか扱い酷くない？
親友？って断言しようよ！
なんか悲しいじゃん」

淳「親友？なのはお前だけ
僕は違う…………」

綾「じゃあなんなんだよ！」

淳「親友」

綾「えぇぇぇ！」


ははははは！

教室に笑いが起きた
いつものこのメンバーの風景はこんな朝から始まる