【コメコン】ウチの兄貴を改造します。
【変 ☆ 身 開 始 !】
結局、財布やらなんやらかんやらはあたしが持つことにして、手ぶらの洋介を引っ張って家を出た。
行く場所は決まってる。
洋介行きつけの美容室!!!!
「…ホントにここに入るのか?」
「洋介が前まで行ってたとこですが!?」
「…そうだったかなぁ…」
どうやら洋介の野郎、根本的に変わり果ててしまっているらしい。
なんかもう手遅れな気がしないでもないけど…。
でも、あたしは諦めない!!
「ハイ入る!!」
「おっ押さないでくれたまえ」
「ええい黙れ!!ミッフ○ーちゃんなんて生ぬるいヤツよりお前なんかキテ○ちゃんにしてやる!!アレは喋っているけど口がないからな!?」
洋介の背中をグイグイ押して、美容室の扉を潜る。
「いらっしゃいませー!」
中から、店員さんの声が飛んできた。
途端。
「ひぃっ!!」
あたしの後ろに隠れる洋介。
……カッチーン