アイ・マイ上司とlove☆days
デスクに戻った私は、肩をトントンと焦りがちに叩かれた。
「ねぇ、鈴!
ちょっとどうするつもり!?」
「サイアクだよ・・・」
「美紀さんって、言い出したら聞かないしね…」
一部始終を聞いていた涼子の声で、パニック加減がアップした。
どうして今日に限って、悪運だけが味方したのよ・・・
“私、これでも彼氏がいるんですよ。
だから、他の子と代わって貰えませんか…?”
今からそうやって、美紀先輩に直談判に行く?
でも、ちょっと待った・・・
そうなると先輩は、根掘り葉掘り聞き出そうとするハズ。
まして私はドジだし、絶対にウッカリ口を滑らせる危険アリだ…。