アイ・マイ上司とlove☆days
さらに彼の正体が、皆の憧れの稲葉課長なんてバレれば・・・
「っ――!」
思わず身震いがして、ブルブルと頭を振ってしまう。
「り、りん・・・?」
そんな行動を牽制するように、遠慮がちに呼び掛けてきた。
「あー、大丈夫!
今すぐ美紀先輩に話して断わってくるから。
彼氏がいるのに、コンパなんて絶対にヤダし」
「それなら安心した!
ついでに明日は…、ラブラブお泊りデイでしょ?」
「エヘヘッ、そうなの」
「ハイハイご馳走さま、健闘を祈るわ」
あえて茶化して、和ませてくれた涼子に笑い掛けると。
椅子から立ち上がって、急いで美紀先輩の下へ向かった。
輝の事はバレたくないけど、でもコンパはもっとイヤなの…――!