アイ・マイ上司とlove☆days



さらに彼の正体が、皆の憧れの稲葉課長なんてバレれば・・・




「っ――!」


思わず身震いがして、ブルブルと頭を振ってしまう。




「り、りん・・・?」


そんな行動を牽制するように、遠慮がちに呼び掛けてきた。




「あー、大丈夫!

今すぐ美紀先輩に話して断わってくるから。

彼氏がいるのに、コンパなんて絶対にヤダし」


「それなら安心した!

ついでに明日は…、ラブラブお泊りデイでしょ?」


「エヘヘッ、そうなの」


「ハイハイご馳走さま、健闘を祈るわ」


あえて茶化して、和ませてくれた涼子に笑い掛けると。



椅子から立ち上がって、急いで美紀先輩の下へ向かった。





輝の事はバレたくないけど、でもコンパはもっとイヤなの…――!





< 20 / 100 >

この作品をシェア

pagetop