アイ・マイ上司とlove☆days
何だか…、怒る観点が違っていません――?
「あ、あの・・・美紀さん?
お、怒ってるんじゃないんですか…?」
「あら、何よ…?
怒って欲しいなら、今までの恨みも洗い浚い吐き出すけど?」
恐る恐る尋ねてみれば、その殺気立った瞳でこちらを見てきて。
「い、いえっ、いいです、遠慮します!
…でも、どうして・・・」
あまりに恐ろしい言葉と表情に、頭をぶんぶん振って拒否をすると。
やっぱり腑に落ちない気持ちを、性懲りもなく尋ねてしまった。
「アハハ、稲葉課長ってのがチョッとムカつくけどぉ。
別に私は、彼を狙ってたワケじゃないし…」
「え!?」
すると私の言動に笑いながらも、尋ねたかった本意を見抜いていた彼女。
輝ファンに知られた時、どう反応されるか怖かったという心理を・・・