アイ・マイ上司とlove☆days
恐ろしいとしか言えないほどに迫力があって、苦笑を浮かべていると・・・
「ハァー、こんな天然娘を扱う課長って凄いわ。
ある意味、チャレンジャーね?」
ようやく落ち着いた彼女が、再度コーヒーを飲みながら笑った。
「なっ、どーいう意味ですか!?」
ムッとしながら、感情の通りに返してしまう私。
「“そういう”意味でしょ?
私は他の子に言うつもりもないし、2人を応援してるけど…。
でも、不用意に敵を作らない方が良いわよ。
私みたいにならないようにね…?」
「え・・・?」
不用意に敵って・・・?
「ま、課長はベタ惚れみたいだし…。
2人は大丈夫だろうけどねぇ?」
茶化しながら立ち去る美紀さんを、そのまま見送るだけだった。
さっきの…、どういう意味なのかな――?
「…大丈夫か?」
「…課長・・・」
ボーッとしていると、給湯室に心地良い声が響き渡り我に返った。