アイ・マイ上司とlove☆days
だけど…、好きな人がいるから、もっと頑張りたい。
好きな人の為なら、もっと、もっと強くなれると思う。
考えてみると、大好きな人の傍で働ける私は贅沢すぎる…――
ポーカーフェイスの輝も、ますます好きになって困るくらいだもん。
それにね…、ベタベタに甘やかさないでも大丈夫だよ?
好きで、好きで、どうしようもないヒトの為だから。
コドモな私も、百万馬力のパワーを出せる気がするの・・・
「鈴ちゃん、このレジメをすぐに会議室に届けて!
くれぐれも粗相のないようにね!?」
「はい、かしこまりました!」
「頼んだわよー!」
給湯室でのヒトトキ…、もとい密会を終えて戻って来ると。
美紀さんから開口一番に頼まれたのは、会議資料のお届け役だった。