アイ・マイ上司とlove☆days
ううん…、安心なんて出来るワケないじゃん。
だって安心出来るのは、涼子1人だけで・・・
彼を狙っているのは、涼子以外だから・・・
「斉藤さん…、この経費の精算が違うけど。
一体…、いつになれば覚えてくれるんだ?」
今日も艶やかな光沢を放つ革靴を履いた課長が、訝しげな表情でやって来た。
経理部イチと言われる、ドジな私のミスの指摘に・・・
颯爽とこちらへやって来る間に、女子社員の眼を釘付けにさせるのも忘れない。
甘いマスク、漂うオリエンタルな香り、仕立ての良いスーツ…。
この容姿に眼を奪われない涼子は、間違いなく稀有だ・・・