アイ・マイ上司とlove☆days
仕事仲間は恋愛対象外って…、私も規格に入ってるよ――?
「…っ、そ、れなら、私も…」
「それは、以前掲げてたポリシーで…」
「え・・・?」
口にするのもイヤな言葉を遮ると、指先で器用に涙を拭ってくれた…。
「鈴には適応しないんだよなぁ・・・
ホントは仕事中でも構わずキスしたい、ただのオトコになってるし…?」
「っ、私も…――!」
笑っている輝の首へとキュッと手を回し、勢いのままチュッと唇を重ねた。
「これじゃ、全然足りない」
「ふっ…、んっ――」
後頭部へと回された大きな手によって、キスはさらに深くなる。
「ンンッ、…ッ――」
オリエンタルな香りと触れるアマイ唇の熱さで、もう何も考えられない…。
「っ、それで…、美紀さんは…?」
今日もまたキスだけで腰砕けにされて、息も絶え絶えに輝の胸の中で尋ねると。
「あー、絶対大丈夫だから安心しろ!
それよりも…、帰ってイケナイ事しよっか――」
「ッ…もぉ、答えになってないー!」
やっぱりアイマイ彼氏の考えは、未だに読めないよ…――