アイ・マイ上司とlove☆days
彼にとって私の扱いなんか、赤子の手を捻るように簡単らしい。
「もっ…、や、め…て」
息も絶え絶えに、輝のあまりのパワフル加減に対して限界を示せば。
「へー、イヤって言う割に…」
「ッ、ぁっ――!」
口角を上げて笑いながら、骨ばった長い指先の動きは一向に止まらず。
「フッ、身体の方が未だシたいってー」
「やっ…、ちょっ――」
お願いなんて聞き入れて貰えず、すんなりと受け入れてしまった私の身体…。
こうしていつも翻弄されて、経験のチガイを見せつけられるから。
私と同じようにシテきた過去の人に、嫉妬する時も実は少ーしあるけど。
「鈴…?」
「んっ、す、き…!」
熱い眼差しを向けてくるアマイ彼の背中に、またひとつギッと爪を立てた。
優しく降り注ぐキスにも応えてしまうのは…、輝が大好きすぎるから…――