アイ・マイ上司とlove☆days
ねぇ…輝、ちゃんと私の気持ちは届いているのかな…?
どうしようもないくらい大好きで、抱き締めて貰うともう離れたくなくなるの。
こんなにも人を好きになれた自分が、ある意味怖いくらいにね・・・
「うぅーん…」
携帯から聞き慣れた着信音が鳴り響き、まだまだ重い瞼を擦って起きた私。
何も纏っていない気だるい身体を、シーツでコソコソ隠してカバンを探ると。
画面を見ること無く、そのままサイドボタンで煩い音源を消し止めてしまった。
夜中の行為で疲れた身体なだけに、本当はまた眠りたいと思いながらも。
カーテンの隙間から漏れてくる薄日を一瞥すると、もう起きなければならなくて。
深呼吸して隣へ眼を向ければ、いつもは見られない寝顔に顔が綻んでしまう…。
「ふふっ…」
未だ静かに寝息を立てる光に、思わず声を出してニヤけてしまった。
会社では完璧と言われてる上司が、実はカワイイ寝顔の持ち主とはねぇ…。
まじまじと見つめていれば、やっぱり輝は整った顔をしてるし。
ていうか…寝顔まで綺麗なうえ、私なんかより睫毛長いよ――!