アイ・マイ上司とlove☆days


ワントーンで紡ぎ出された言葉に、突き動かされるのはムリも無いでしょう…?



ほら…、だって身体は自然と彼の許へと歩み寄って行ってしまうもの――…




「わっ、私だって…――

ひ…、か、課長に手を出すなら…、大平さんを許さないから…!」


「鈴・・・」


「だからっ、ばら撒いて良いですからね!」


恋を知って、愛を教えて貰って…、そんな貴方を愛するパワーは百万馬力だもん…。





「あー…、バカバカしい…!」


すると2対1で対峙していた大平さんが、はぁぁ…と盛大な溜め息をついた。




「なっ、何がバカバカしいんですか…」


「アンタら2人のバカップルぶりに呆れたわ…」


「ばっ、ばかっ!?」


怒りを露わにしようとしても、言葉にならず口をパクパクさせていると。



大平さんがカチカチと携帯を操作したあとで、私たちの眼前へと画面をみせてきた。




「…消去しましたよ、もう関わるのメンドイし…」


「なっ――!」


コッチはあれだけ悩んで、挙句は輝と喧嘩までする羽目になったというのに…!




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